会社の同僚から古いセローが眠っているけどいらない?ってお誘いがありました。
10年程眠っていて、自分で持っていってくれるならタダでいいって事で。
ヤフオクで買って乗っていたジェベルはあと数年で10万km近くになるのでそろそろ次のマシンはどうしようかなと思っていた矢先でした。
ただし不動車らしいのですが、バイクに詳しい別の同僚が以前見せてもらっていて、多分レギュレータを治せばいけるんじゃないかなぁってお言葉の後押しがあり譲り受ける事にしました。
あのセローが手に入る・・・ワクワクしながら軽トラを運転して引き取りへ。
現車と対面しました。さすがに10年眠っていただけあってスポークやチェーンは錆だらけ。
覚悟はしていたのですが一気にモチベーションダウン。
ですが、せっかく譲り受けたからにはと気合を入れてレストアに挑戦開始です。
幸いほぼ満タンで保管してくれていたおかげでタンク内の錆は無し。
見かけの割には走行距離は1万km程度ですので何とかなるでしょう・・・
■準備
万が一レストア出来なかった場合を想定して、必要最低限のパーツを準備。
・サービスマニュアル
まずはこれがないと始まらないですね。
ヤフオクではなかったので新品を購入。
YAMAHAはパーツリストをネットで見れるようにしてくれているので助かりますね。
最近HONDAもPDFでは公開してくれるようになりましたが、この点はYAMAHAを見習って欲しいですね。それにHONDAのサービスマニュアルの値段は高すぎ!
・レギュレータ
ネットで調べると、セローのレギュレータの故障は多いようですね。
Amazonで互換品を購入。
コピー品?っぽいけど正常に使えました。
Amazonのレビューを見るとハズレがあるようですが、私が購入したのは大丈夫でした。
1年間使ってみましたが壊れる事はありませんでした。
・キャブレターオーバーホールキット
こちらもサードパーティーの物を購入。
■レストア開始
まずはキャブレターを分解。
ジェベル200でキャブレターのオーバーホールは経験済なので、
構造や構成も似ているのであまり迷う事なく分解。(ちなみにどちらもミクニ製です)
サイドのダイヤフラムカバーは樹脂製で経年劣化で割れは発生しやすいようです。
ご多分にもれず割れが入ってました。(後ほど追加で取り寄せ)
やはり10年眠っていただけあって内部はヘドロ状の堆積物。
固着したジェット類等も全て外して、キャブクリーナーで清掃。
ダイヤフラムは高価なので破らないように大事に取り扱う。
キャブレターオーバーホールキットを使ってジェット類は全交換し組み上げ完了。
レギュレータはテスターで確認するとやはり故障っぽいので交換。
ここまで出来た段階でバッテリーも新品に交換。
いよいよ始動・・・一発でエンジンは掛かりました。
エンジン音はジェベルより静かで心地よい音です。
エンジンは始動出来るとなると一安心。あとは走行出来るようにブレーキや足回りをオーバーホール。
右サイドミラーはマスタシリンダのネジ穴へ固定されていますが、ご存じの方が多いですがYAMAHA車は逆ネジになっています。そうとは知らず逆に回してマスタシリンダを破壊してしまいました。
SERROW225のマスタシリンダはSERROW250の純正品の方が価格は安く、使える事なので取り寄せて交換。
フロントブレーキのキャリパの清掃やブレーキパッドの交換、チェーンやタイヤも新品を調達し交換。
その2へ続く
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