バイクと野宿

CRF250Lの弱点を解消 スプロケット交換でセロー225並みの低速トルクを実現



CRF250Lに乗り出してから高速移動は快適になりましたが、雪道やダートをゆっくりトコトコ走りたい時、雪道下り坂1速でエンジンブレーキを効かせたい時、低速トルクの強さはなくスピードが出がちでアクセルワークに苦心していました。
Eliminate weakness of motorcycle “CRF205L”
Realized low speed torque comparable to serrow225 by changing sprocket.

CRF250Lで雪中ツーリング

CRF250Lで雪中ツーリングした時に一番最初に思ったのが「ん?このバイク、なんかジェベルやセローより雪道は乗り難くいない?」でした。

調べてみると1速のトルク不足でスプロケットを交換される方が多いようです。

雪道には強いセロー225

 

スプロケット計算表

総合減速比を見ると一目瞭然、セロー225の1速が一番です。(30.226)
参考でAGバイクのTrojanも算出してみましたが流石ですね。

セローと同等にするには、スプロケットはドライブは14T→13T、ドリブンは40T→42Tへ交換となります。
その場合のドライブチェーンのリンク数:106→106.5≒107
D.I.Dのホームページを読むとリンク数が奇数の場合は偶数側に加算して計算くださいとの事。
リンク数は108か? 106.5ならギリ106でも行けるかもしれません。

ドライブチェーンのリンク数はこちらのページで算出出来ます。
D.I.D公式ホームページ チェーンリンク計算表へ

今回は費用を抑えてジェベル並みとし、ドライブスプロケット(14T→13T)のみ交換に決定。
こだわりは無かったので廉価だったDRCのデュラ フロントスプロケットを発注しました。

 

アクスルナットを緩めますが、ラチェットレンチではびくともしません。
急遽購入したKTCの超ロングメガネレンチであっさりと緩みました。

KTC 超ロングメガネレンチ

アクスルナットを緩めます

 

アクスルシャフトとリアタイヤを外す前にドライブスプロケットのボルトを緩めます。

スプロケットのボルトを緩めます

 

アクスルナットを外しアクスルシャフトを抜いて、リアタイヤを外します。

リアタイヤを外しました

あとは、ドライブスプロケットを交換。
スプロケットは表裏非対称なので、交換前はよく確認しておく事。

DRC デュラ フロントスプロケット

スプロケット取り外し

スプロケット比較

 

フィキシングプレートはカウンタシャフトはハメただけでなネジ穴の位置が合わないと
思いますので、カウンタシャフト手前の溝にハメて半回転させると上手くネジ穴に合いました。
ここでボルトを仮止め。タイヤ取り付け後に本締めします。

新しい13Tスプロケット取り付け

スプロケット取り付け方法

Install the drive chain CRF250L

 

タイヤを取り付けます。

リアタイヤ取り付け

ドライブチェーンの遊びを調整します。(遊び 25mm ~ 35mm)

ドライブチェーン 遊び調整

DRIVE CHAIN SLACK INSPECTION CRF250L

 

カバー取り付け

 

素人作業でしたので交換・清掃で概ね2時間強かかりました。

作業完了

 

まだ街中しか走っていませんので大きな変化は分かりませんが、交換前後の比較で1速ではじわじわと低速トルクで走れる感じがします。
今まで路地裏を走る時、1速は遅過ぎ2速だと速過ぎだったのが、2速でちょうどいい感じで走れるようになりました。
雪道での効果は次回雪中ツーリングへ行った時に続報します。

あと、スピードメーターの誤差は更に大きくなっていると思います。
speedoDRDを取り付ければ解決するのでしょうが、結構いい値段なので今回は目をつぶっています。