バイクと野宿

キャンプツーリングで未だに現役!SIGGFIREJET(ファイヤージェット)の魅力を紹介 メンテナンスも紹介

SIGG FIREJET



バイクでキャンプツーリングには20年程前に購入した「SIGG FIREJET(ファイヤージェット)」を現役で使ってます。
SIGGらしい洗練されたウィングで開くステンレス製の五徳、スイス陸軍公式採用のキャッチコピーに惹かれて買った方は少なくないハズです。

SIGG FIREJET
SIGG FIREJET

アウトドアショップの在庫処分で購入し第一線へ投入となりましたが、それまで使っていたピークワンと比較し、
①点火までが煩雑(プレヒート必須)
 余熱皿に溜めた燃料に点火してプレヒート。この時に煤でバーナーは真っ黒に!
②プレヒート失敗で大炎上も多々あり。
③とろ火が出来ない(ご飯が炊けない)
等々であえなく退場していました。

時を経てリターンライダーとなり、キャンプツーリングへ復帰した際、ピークワンは意外と嵩張るので、 ふと思い出したかの様SIGG FIREJETを使い始め、ようやく良さが分かった次第です。
ウイークポイントだった
①②については、プレヒートはガソリンは用いず、メタ(固形燃料)で解決。
③についてはバーナーパッドを併用で炊飯可能に。リターンライダーになってからはあまりご飯を炊かなくなったので困る事はなくなりましたね。(チャリダー時代は炊飯必須でしたが、今は糖質制限中なもんで)

ピークワンだと毎回ツーリングが終われば本体から燃料をボトルへ戻し、本体タンク内を乾燥させる手間が掛かりましたが
(ピークワンの場合、これを怠るとタンク内が錆びる場合あります。)、SIGG FIREJETだとの燃料ボトルをそのまま使ってます
ので手間いらずです。
収納してクッカーの中は格納出来るのでパッキングには大助かりです。

収納
付属のバッグには本体・ホース以外にピルケースにいれたメタとライター、ビニールケース(百均で購入)にクリーニングニードルを収納
クッカーへ収納。蓋の収まりが悪いですが付属のケースに入れてしまえば大丈夫です。

SIGG FIREJET 収納物
SIGG FIREJET 収納物
SIGG FIREJET クッカーへ収納

普段はクッカーごとスノーピークのトレック900へ入れてます。

トレック900へ収納
トレック900へ収納
トレック900スタッフバッグへ収納

プレヒート
プレヒートで使うメタは市販のエスビットを半分に割って使用します。(半分で十分プレヒート出来ます)
先にメタを点火して、その間にポンピングをします。
ポンピングそ終える頃にメタが燃え尽きてプレヒートが完了しますので、余熱不足で盛大に炎上と言ったトラブルは無くなりました。

SIGG FIREJET メタでプレヒート

メンテナンス
ピークワン等の他のストーブと違ってクリーニングニードルは本体に内蔵されていませんので
ノズル(バイクのキャブのメインジェットと同形状)のクリーニングはセルフで実施が必須です。
詰まり易いのでキャンプの度にクリーニングしています。これだけ怠らずやれば快適です。
余熱皿にメタの燃えかすが溜まって来ましたので久々に清掃。

SIGG FIREJETメンテナンス

写真にエアコンプレッサが写ってますが無くても大丈夫です。
付属のクリーニングニードルと市販のキャブクリーナーがあれば出来ます。
出先で詰まった場合に備えクリーニングニードルの携行は必須です。

SIGG FIREJET 清掃前
SIGG FIREJET 清掃後
SIGG FIREJET 底面

燃料タンクがセパレートなのが強みですので輻射熱の大きい溶岩石プレートで焼肉も気にせず可能♪

SIGG FIREJET で焼肉
SIGG FIREJET で焼肉

苦手とする火力調整ですが、弱火はこの程度なら可能。

SIGG FIREJET 弱火
SIGG FIREJET 強火

もし自宅に眠っているSIGG FIREJETがある方はぜひ復活させてみて下さい。
代理店のスター商事では既に補修部品の在庫はないとの事ですので、燃料ホースやポンプの
ゴムパッキングについてはホームセンターで売っているパッキング(耐油性のニトリルゴムは必須)で代用可能です。
(ただし自己責任で)