バイクと野宿

コールマン ピークワン(PEAK1 400A STOVE)をオーバーホール(ジェネレーターを再生)



coleman model 400A stove overhaul & maintenance
peak1 stove generator recycling

リターンライダーに復活してからのツーリングの大半は1泊2日ですのでストーブはSIGG FIREJETの出番が多いですが、学生時代の長期ツーリングで活躍していたのがコールマン ピークワン(PEAK1 400A STOVE)でした。

ピークワン 400A

 

使ってなんぼのものなので、セラミック網や餅網を載せて焼肉や焼鳥に使ってます。

ピークワンで焼肉

ピークワンで焼鳥

 

ピークワンは鉄製のタンクなので長期保管する場合はタンクの内のガソリンを抜いて乾燥させてやらないと使っている間に錆が発生します。

ガソリンの抜き取りが面倒で最近は活躍の機会が減っていたのですが、やはり焼肉をするとなればSIGG FIREJETより強い火力は魅力です。
最後に使った時の火力は少し不安定だったなぁと、ふと思い出しオーバーホールする事に。

 

ジェネレーター、バーナーリング、バーナーボウル等を取り外し。

ピークワンを分解

 

焼肉の垂れた脂やタレでバーナーボウルに錆が発生してます。

バーナーボウルには錆が

 

まずはワイヤブラシで錆を除去。

ワイヤブラシで錆落とし

 

ワイヤブラシで錆を除去した後は花咲かGのサビとりを塗布。
花咲かGのサビとりを塗布赤錆は黒錆にし表面に酸化膜を生成するの錆予防になります。

花咲かG サビとり

 

花咲かG塗布後はバーナーを組立て。

バーナーを組立て

 

次にジェネレーターをクリーニング。
バイクのキャブレターでメインジェットに相当する噴射口を取り外し。

ジェネレータ噴射口

ジェネレータ噴射口(拡大)

ジェネレータ噴射口(拡大)

 

噴射口をキャブクリーナーでクリーニングしエアーダスターで飛ばします。

噴射口をクリーニング

 

次にジェネレーター本体をクリーニング。
写真は撮り忘れましたが、ジェネレーターの中にスプレー式のキャブクリーナーを注入します。
同様にエアーダスターで飛ばします。
実は最初の作業で噴射口を外すのを忘れてクリーニングを行い、後から気付いてもう一度作業しています。写真では噴射口が付いたままになっていますが外して作業して下さい。

ジェネレータをクリーニング

 

ジェネレーターのクリーニングが完了後は組立て試運転。
燃料を注入し(ちなみに私はいつも赤ガスです)、ポンピングするとスカスカ。
長い間使っていなかったのでポンプカップがヘタっています。急遽交換

ポンプカップを交換
(写真はヘタッたポンプカップ)

ポンプカップを交換、ポンピングオイルを注油して再度ポンピング。
今度はポンプから燃料が吹き出しました。

ポンプから燃料漏れ

チェックバルブが固着の可能性大。
専用レンチでチェックバルブを取り外して確認。

コールマン専用レンチ

コールマン専用レンチ

チェックバルブ

 

チェックバルブの中の金属球で燃料の逆流を防ぐようになっています。
金属球が固着すると燃料漏れを起こしますのでキャブクリーナーでクリーニングします

ピークワン チェックバルブ

 

ようやくクリーニング&組み上げ完了

ピークワン組み立て完了

ピークワン組み立て完了
(バーナー拡大)

 

試運転開始。火力は安定しました。

コールマン 点火
(安定してます)

 

今回のオーバーホールでジェネレーターは再生出来ました。
ジェネレーターは交換しなくても暫くは使えそうです。

ちなみに、これまでピークワンは赤ガスしか使った事がありませんが
ジェネレータが詰まった事は無いです。
これまではガスコンロ等でジェネレーターを焼いて中のカーボンを飛ばしていました。
焼くよりキャブクリーナーでクリーニングする方が良さそうです。